3月3日ひな祭り
慌てて小さな雛人形をかざりました。
このお人形は、私が大学生の頃
以来ずっと大切にしている雛人形です。
我が家には、伝統工芸品の雛人形がなく、
兄には、父方母方双方から頂いた五月人形に、
大きな大きな鯉のぼりまであるのですが、
私の初節句は、
父方の祖父が、娘時代にこの世を去った自身の長女との想い出が蘇り、
辛くなるからとの理由で執り行われなかったそうです。
以来、女の子の節句はあまり記憶にありません。
ひな祭りの私の最初の記憶は、
小学1年生の時に、
大きなお家の同級生にひな祭り会に呼んでもらった時に見た、
何段にも飾られた雛人形と、
その同級生の無病息災を祝うご家族の温かい雰囲気でした。
かと言って、
雛人形が欲しいと親にねだって困らせる程、
私は幼くなくて、
毎年、兄を羨む気持ちを少し抱きながら、
ようやく自分で手に入れたのが写真に写した雛人形でした。
残念ながら、我が家に女の子は恵まれず、
今でも毎年、このお雛様と過ごしています。
ところで、飾る際に
「お雛は右だったかしら?左だったかしら?」
と迷いました。
調べてみました!
https://prefer.jp/how-to/hinamatsuri/1436/
「関東雛は向かって左がお殿様、京雛は向かって右がお殿様として飾られています。 関東雛は全国的に広まっており、京都や近畿地方の一部を除けばほとんどが関東雛の飾り方になっています。 関東雛のこの飾り方は新しい現代の飾り方で、結婚式の新郎新婦の並びと同じなんです。 一方、京都や一部の近畿地方では向かって右にお殿様を飾ります。これは古式の雛人形の飾り方で古き日本では左上位、左上座の考え方を再現しているのです。左側を陽、右側を陰とする陰陽道にも深い関係があると言われています。伝統や格式を重んじる京都などでは日本古来のしきたりを守っているともいえるかもしれません。」
だそうです。
私の出自は京都ですが、
関東圏に引っ越してきて20年以上の月日が経つので、
分からなくなって当然なのでしょう。