気持ちも新たに、
真っ白キャンバスに絵を描くがごとく、
整地された1つの足跡もない綺麗な畑に鍬をいれます。緊張の瞬間です。
2024年度農業女子生活スタートです。
まずは土づくりです。
私はこの作業が野菜を育てる上で最も大切だと考えています。
講習で学んだ牛糞、苦土石灰、元肥、そして土壌改良農薬を少々。
教わった量を土に混ぜ込みます。
この肥料等、年によって量が微妙に違います。
年に1度土の状態を検査して下さっている様なので、
その状態に合わせて量を計算をして下さっているのだと思います。
次に、私は自分が種になった気持ちになり、
石や前作の残渣を取り除き、
土の塊をなるべく無くすように、両手で土を掬い上げ、
擦り合わせるようにして塊を砕きます。
種から根が出る時、障害物が無い方が、
種のストレスも軽くなるかと思い…
とはいえ全部を隈なくとまでは出来ないので、
そこは種の気持ちになってです。
そして、畝を作ります。
ほうれん草、小松菜、ねぎは高さ10センチ程度でよいかと……
同じ農園でも、畝のあるなしは区間によって、
その主様のお考えによって違います。
私は
「畝があるほうが見た目が畑っぽくてカッコいい」
という浮かれた理由で畝ありにしています。
こうしてようやく種まきが出来ます。
野菜作りは想像していた以上に緻密です。
種まきだって、適当には蒔けません。
畝の中に10㎝おきに深さ1センチのラインを作り、
そこに2センチおきに種を1つずつ蒔くのです。
苦行です。修行です。
今にも投げ出しそうになる気持ちを、
美味しいお野菜で作ったお料理を頭に浮かべ、
ひたすらに1個、また1個と蒔いていきます。
全部蒔き終わった時には、腰が悲鳴をあげています。😭😭
でも、スっごく楽しいし、土をいじっていると心が癒されるんです。
最後に寒冷紗をかけて、ようやく今日の作業は終了です。
1時から作業を始めて終わったのは4時30分を過ぎていました。
夕方に差し掛かると日差しがなくなり、グンと気温が下がり寒かったです。
あとは、芽が出るのを楽しみにしています。